ママ美ライフ~家庭菜園・アウトドア~

家庭菜園・アウトドア、たまに育児のことボヤきます。

MENU

堆肥の種類と特徴、使い分けをまとめてみた

我が家が使っている堆肥は、牛糞堆肥と鶏糞堆肥だけなんですが、

そのほかにもいろいろあるのは知っていまして。

どんな違いがあるのか、改めて調べてみました。

まずは、堆肥の役割を簡単にまとめて、それぞれの特徴をお伝えしますね~。

 

目次

 

 

堆肥とは?

堆肥とは、土壌改良する目的があるんですが、そんなに大切なの?と思う人もいますよね。

私もそんな一人だったのですが、昨年ネギ栽培で大量に牛糞堆肥をぶち込んだところ、失敗続きのネギ栽培が大成功をおさめたので、

これは効果が高いんじゃないか!?と実感しています。

ネギ栽培の様子はこちらからどうぞ。

mamamimama.hatenablog.com

 

反対に、ジャガイモは市民農園の利用開始日にすぐ植えます(笑)

堆肥も適当になじませることなく植えているので、ザラザラ肌のジャガイモを収穫することも少なくありません。

おそらく、何らかの病気にかかっていると思われますが、売るわけではないですし、問題なく食べられるので、特段気にせずに今のやり方でジャガイモ栽培をやっています(笑)

ジャガイモ栽培の様子はこちらからどうぞ。

mamamimama.hatenablog.com

 

前置きが長くなりましたが、堆肥を使うと土壌改善され植物が元気に育ちやすくなります。

堆肥の役割を見ていきましょう。

堆肥の役割

土壌改善と言っても、あまりイメージが付きにくいですよね。

どんな土がよい土なのか?堆肥を使うとどうなるのか?

というのがわからないと、わざわざ労力とお金をかけてまで、堆肥を使いたいとは思わないかもしれません。

 

簡単に言うと、堆肥をしっかり加えた土は、ふかふかのベッドのように柔らかくなり、野菜の根が伸びやすくなります。

イメージは「ふかふかのベッド」ですが、もう少し詳しく良い土の条件について見ていきましょう。

よい土の条件はこんな感じ。

  1. 保水性、排水性、通気性が良い
  2. 微生物がたくさんいる
  3. 有機物が多い
  4. 保肥性がある

保水性・排水性・通気性

保水性や排水性、通気性については何となくわかりますよね。

雨が降ったら、水たまりでべちゃべちゃになる畑は野菜が育ちにくいです。

だからといって、雨水が全部乾いてしまうと、野菜に必要な水分が維持できません。

微生物と有機

また、土の中の微生物が生きられる環境も大切です。

枯れ葉などの有機物を細かく栄養成分にまで分解・発酵できるのが微生物です。

微生物が過ごしやすいのが通気性の良い土。

もちろん、ダンゴムシやミミズといった益虫と呼ばれる虫たちも、この土壌改善に一役買ってますね。

益虫が枯れ葉などを分解して、それを微生物がさらに分解して、野菜たちの栄養になるってことですね。

保肥性

4番目の保肥性については聞いたことがない人もいるかもしれません。

保肥性とは、肥料を保持できることを指します。

土の保肥力はCECという指標を使って調べるようです。

CECはカチオン・エクスチェンジ・キャパシティの頭文字をとった略語で、肥料分をどれだけ保持できるかを調べるのですが、家庭菜園レベルでは必要なさそうです。

情報として入れておくと良いかもしれません。

 

そして、良い土の条件を満たすために使用するのが堆肥です。

続いて、堆肥の種類について見ていきましょう。

 

堆肥の種類は植物性と動物性の2種類

堆肥の種類は植物性と動物性の2種類があります。

 

植物性堆肥

植物性堆肥にもいろいろな種類があるようですね。

それぞれ見てみましょう。

【わら堆肥】

文字通り、藁から作る堆肥ですね。

窒素、リン酸、カリウムが含まれていて、一般的に稲わらに米ぬかや鶏糞など加えて発酵させます。

稲はケイ酸が多いため、病気対策なんかになるようです。

 

【パーク堆肥】

100均でも目にするようになったパーク堆肥は、樹皮を発酵させたもので、通気性と保水性が高まります。

鶏糞や油粕を混ぜて発酵させるので、腐葉土よりも栄養成分が多いのが特徴。

 

【もみ殻堆肥】

もみ殻に鶏糞や米ぬかなどを混ぜて発酵させるのがもみ殻堆肥。

通気性や排水性を高める働きがあります。

鶏糞などを使用するため、栄養成分も多めに入っていることが多いようです。

 

腐葉土

米ぬかや油粕を使って発酵させます。

栄養成分は少なめですが、通気性や保水性を高める働きがあります。

 

動物性堆肥

動物性堆肥は動物が食べるものによって、堆肥に含まれる栄養成分のバランスが異なるようです。

 

【牛糞堆肥】

牛は藁などを食べているので、牛糞堆肥は繊維室が豊富。

牛糞に藁やおがくずをなどを混ぜ込むので、通気性や保水性が高まり土壌改善効果が期待されます。

 

【鶏糞堆肥】

鶏はトウモロコシなどを食べていることから、窒素、リン、カリウム以外にもカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれています。

なので、鶏糞堆肥は肥料効果が割と高めです。

草などは食べないため、食物繊維が少なく、土壌改善効果はあまり期待できません。

そのため、鶏糞堆肥は堆肥としてではなく肥料として使用することが多いです。

畑の先輩からは、ナスやシシトウなどの追肥に使え!と指導されているので、我が家では実を食べる野菜に使っていますね。

 

【馬糞堆肥】

馬糞堆肥は他の動物性堆肥に比べると肥料成分が少なめ。

しかし、土壌改善効果は高いとされています。

値段も牛糞堆肥より高めの設定となっているようです。

 

【豚糞堆肥】

豚糞堆肥は、牛糞堆肥と鶏糞堆肥の中間にあたる堆肥。

栄養成分は牛糞堆肥より多めですが鶏糞堆肥よりは少なめ。

反対に、繊維質は牛糞より少なめで鶏糞よりは多めです。

 

堆肥の種類によって効果が微妙に違うので、どれを使ったらいいのか悩ましいところですね。

結局、牛糞堆肥と鶏糞堆肥を使って、肥料成分は化成肥料なんかで補えばいいんじゃないかと思ってしまいました(笑)

 

堆肥を使うメリット「結局、堆肥の何がいいんだい?」

ごちゃごちゃと細かい話ばかりで、

「結局、堆肥の何がいいんだい?」

と思った方もいるかもしれません。

ここで堆肥を使うメリットについてまとめたいと思います。

  1. 土が柔らかくなる
  2. 収穫量が上がる
  3. 病気や害虫の発生を抑える

こんなとこでしょうか。

堆肥を使うと、土が柔らかくなり保水性・通気性・排水性が高まります。

ついでに保肥性も高まるということで、良い土になるということですね。

土壌改善すると、野菜の根っこが大きく広がって、栄養や水分をしっかり吸収できるので、おのずと収穫量が上がります。

さらに、健康的で元気な野菜に育つので「病気になりにくく、害虫にも負けづらい」いうおまけつき。

堆肥を使うだけで、いいこと尽くしですね。

堆肥を使う注意点

土壌改善にもってこいの堆肥たちですが、使用する前に注意点があります。

まず一つは、鶏糞堆肥だけは使いすぎないということ。

肥料成分が少ない堆肥については、それほど問題はないと思いますが、鶏糞堆肥だけは注意しましょう。

鶏糞堆肥はもはや肥ですので、あげすぎは栄養バランスが崩れる原因になります。

育てる野菜によっては、うまく成長してくれないかもしれません。

 

また、完熟していない堆肥は、基本的に使用しない方が良いです。

発酵途中の堆肥は、65℃前後まで温度が上がるんだとか。

植物の根が熱で傷んでしまいますので、完熟済みの堆肥を使うのがポイントです。

完熟している堆肥は、湿り気が少なくさらさらしており、においが少ないのが特徴です。

確認してから使用するようにしましょうね。

 

 

mamamimama.hatenablog.com

mamamimama.hatenablog.com

mamamimama.hatenablog.com

mamamimama.hatenablog.com